廃棄物による環境汚染

私たちは生活の中で廃棄物という自然循環系では処理できないゴミや排泄物を出しています。この廃棄物は人口の増加と共にゴミの量が増え、現在では自然環境に対応できないだけでなく廃棄物の処分施設やゴミの埋める場所もない状態になっています。
廃棄物の不法投棄や不要に燃やすことで、人体汚染物質や環境汚染物質など有害な化学物質汚染問題が地球環境を破壊していると言われています。ゴミ問題を考えることは私たちの生き方や考え方を問い直して現在の廃棄物がどのように処理され活かされているのかを知る必要があるということです。
Sponsored Link
廃棄物処理法によるゴミの分類
廃棄物処理法でいう「廃棄物」は、大きく産業廃棄物と一般廃棄物に分類されます。産廃ともいわれる産業廃棄物は主に工場や工事現場などから出るゴミで燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃プラスチック・ゴムくず・ガラス・金属・瓦礫・動物の死体など19種類が指定されています。
上記以外の一般廃棄物は「ゴミ」と「し尿・生活雑排水」に分類され、家庭から出る廃棄物と事業者が排出する事業系ゴミに分けられます。例えば同じ紙くずでも工場から出れば産業廃棄物になり、事務所から出れば事業系のゴミになり処理や処分の方法が異なります。
廃棄物の現状
廃棄物処理

私たちが日常生活で絶え間なく出し続けている廃棄物は、どのように処理されているのでしょうか。ゴミを燃やすことを「焼却処理」といい埋めることを「埋め立て処分」といいます。基本的に処理の方法は、焼却処理・埋立処分・焼却後の埋立処分・リサイクル・化学処理・及び永久保管の5つに分類されています。
この5つの方法を持ってしても無くならない廃棄物の処理について私たちが今、何をすべきかを一緒に考えてみませんか。
廃棄物汚染

廃棄物を燃やしたり埋立てたことで起こる水質汚染や地下水汚染・土壌汚染の大半が不法投棄や事故によるものです。土壌調査が行われた結果、土壌は鉛などの汚染が酷く地下水からも鉛や塩素系溶剤・ダイオキシン類による汚染が確認されています。
環境を汚せば膨大な費用が必要となるだけでなく、人体への影響も懸念されています。廃棄物による環境汚染は広がりつつあります。
廃棄物の排出量
環境省が発表した平成18年度における全国の産業廃棄物の総排出量は、前年度に比べて約300万トン(約0.8%)減少したものの約4億1,850万トンが排出されています。これを業種別でみると、1位が電気・ガス・熱供給・水道業で23.2%、2位が農業で21.0%、3位が建設業で18.5%、4位が鉄鋼業で9.2%、5位がパルプ・紙加工品製造業で8.1%、6位が化学工業で4.1%となっており、上記の6業種で総排出量の約8割を占めています。
廃棄物を減らす取り組み
今、世界中でゴミを減らす為の取り組みが行われています。理想的には廃棄物を全て次の資源やエネルギーとして使うシステムができれば地球環境の未来もずっと明るくなります。
リデュース(Reduce=抑制)・リユース(Reuse=再使用)・リサイクル(Recycle=再生利用)といわれる「3R」はゴミを減らす手法として、誰でもできる一番身近な取り組みですね。国や企業だけに頼らないで「自分たちで出来ることから少しずつ始める」という意識と行動が廃棄物を減らす課題に繋がります。「3R」を心掛けて地球に優しい暮らしを始めましょう。
Sponsored Link
